西日本実業柔道連盟
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ラオス指導者派遣事業報告
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団長挨拶

大橋武彦 団長西日本実業柔道連盟の海外派遣としては3回目、ラオスへは昨年に続く2回目の柔道普及と国際交流の派遣事業です。7月16日関空を発ちラオスへ21時無事着、菊池正敏先生の出迎えを受け、宿泊先のAVALON HOTELへ到着、指導員のみんなが元気で何より。

翌朝より、国立競技場の道場で稽古。菊池先生の指導が5年を越え、また昨年の当連盟の指導も有り、技術的にはまず良好で、非常に熱のこもった稽古をしていることに好感をもちました。指導員達が順に技の基本を正確に指導し、また変化技を併せて教え、乱取稽古も行いました。

若い選手達は指導員の技を吸収しようと一生懸命で頼もしい限りです。中には大きく伸びそうな若者もおり、皆で楽しみだねと話しておりました。最終日には自分が会得したい技を教えてもらおうと各指導員を取り囲み、貪欲に吸収しようとしていました。

指導員達は柔道の普及と交流が出来たこと、また広範囲の行動は出来なかったものの、日常のラオスの生活にふれ、今回の派遣に大いなる意義を感じたものと思います。

ラオスで名勝負あり、菊池選手(九大OB)と瀬戸口選手(東大OB)が七大戦を再現させ、菊池選手が内股で、学生時代の借りを40年振りに返しました。お互いに終わってニッコリ、お二人の柔道を通じた長い友情に素晴らしさを感じました。

早朝トレーニング最後の日の打ち上げの焼き肉パーティ、若い選手が指導員達に『先生!明日もトレーニングするから指導して』と頼まれ、帰国の朝であったが、6時に競技場まで行きトレーニングの大事さを教えたことは、現地の若い選手達に感銘を与えたのではないかと思います。指導員達の行動は大変意義があったと思います。

トレーニングの後、朝食をとっているとき、選手の二人が小遣も豊富でないのに水餃子を差し入れてくれました、彼らのやさしさにふれ私共は大変感激しました。

滞在中には、国家スポーツ局で副総裁、局長、柔道連盟会長立ち会いのもと、日本から持参の卓上型柔道得点板等の贈呈式を行い、感謝状を受け取りました。また、在ラオス日本大使館に宮下正明大使を表敬訪問、大使は日本の無償援助による武道館の出来上がりを楽しみにし、菊池先生の指導と成果をとても評価されていました。12月にはシーゲームズがそこで行われることで、ラオスの国挙げての柔道に対する期待が大きくなっています。指導した選手達が活躍し、金メダルを取ることを期待しております。

私は、柔道人として柔道に打ち込む菊池先生の生き方に羨望を覚えると共に、熱心な指導でラオス国をはじめ教え子達から親しみと尊敬を受け、また民間外交されていることに敬意を表します。ラオス柔道の今後益々の発展と、ご健勝をお祈りいたします。

今回の派遣に際しまして各企業、連盟関係者、各位のご協力に深く感謝申し上げます。

大橋武彦 団長
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